華刑

遠くて近くてここには誰も踏み込めなくて

あたしは開き切っているのに

誰も入ってくれなくて

そのうち枯れて思い出の花だけが

バスタブに浮くんだ


精液がとろけて花を覆う

白く染まる夢の端で泣く


罰は、恋ですか


醒めない遠い夢の足元に

色素の無い花が転がる


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